581: 名無しさん 23/12/28(木) 07:22:46 ID:xp.04.L22
ファンの間で語り草となっているのは2016年の“奇跡の復活”だろう。9月24日の巨人戦(横浜)で救援登板した須田氏は投球時に左太もも裏の肉離れを発症して緊急降板。その前日に投げた東京ドームでの巨人戦が“伏線”だったという。
「東京ドームのマウンドは硬いから、その反動がきているのかなという感じ。そんな感覚は初めてで、試合前からおかしいな、と感じていました」。不安を抱える中、7回2死からマウンドに上がると、1人目の打者の坂本勇人にフルカウントから投じた6球目がボールゾーンへ外れた。「四球になった最後の球が1番違和感があったんです。でも我慢して投げられる感じの張り。半信半疑で大丈夫かなと。自分で四球を出していたから、代えてくださいと言えなかった。今思うとそれが1番の間違いでした」。
続く阿部慎之助への初球だった。小雨の影響が残るマウンド。違和感を抱えての投球。「怪我するだろうなと思って投げました。でも全力で投げないと抑えられない打者。左足を着いた瞬間に足元がぬかるんで滑る感じがあって、グッと踏ん張った時にやってしまいました」。結果はファウルとなったが、須田氏は苦痛に顔を歪め、負傷箇所を抑えながらマウンドを降りると天を仰いだ。「これだけ1年間頑張ってきたのにCSは無理だ」。
この年、チーム最多62試合に登板し23ホールド、防御率2.68を記録。すでに決めていたチーム初のCS進出の立役者の1人だった。あまりのショックにこの日の記憶はほとんどない。試合の勝敗すら分からない。ただ、試合後にブルペン担当の木塚敦志コーチから「本当によく頑張った。しっかり治せ。CSはブルペン陣に任せて」の言葉は覚えている。「涙が止まらなかったです」と明かした。
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