多くの若者がそうであるように、彼も今はまだ「途中」の人なのだろう。横浜DeNAのドラフト5位ルーキー、橋本達弥投手(23)。シーズンの終わりが見える季節になったが、1軍のマウンドは踏めていない。「うまくいってない事の方が多い。それは結果を見てもらえれば分かる通り」。少し離れた場所から自身を見つめているかのように口を開いた。
まず簡潔にまとめてしまえば、橋本が抱えている最大の課題は球速である。最速150キロ超の直球が評価されてプロ入りしたが、現状では学生時代のスピードに届かなくなっている。16日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)も、ストレートの多くが140キロ台前半と計測されていた。
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フォーム大改造中だって
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