ボーアがフィットしそうな球団がある。巨人と並びリーグトップタイ135本塁打を記録したDeNAだ。チームトップ25本塁打を放ったソトの去就が未定。チーム4位の19本塁打で国内FA権を持つ梶谷隆幸は、その決断が注目されている。オースティンや同じ左打者では首位打者の佐野恵太(共に20本塁打)がいるが、仮にソト&梶谷が退団となれば打線の戦力ダウンは必至だ。さらに守備面ではロペスが今季75試合、ソトが同38試合で一塁スタメン出場。一塁手のレギュラーも不在となる。
狭い横浜スタジアムではボーアの魅力は格段にアップするだろう。さらに近年ドラフトで今永昇太、石田健大、濱口遥大、東克樹、坂本裕哉らを獲得して「左腕王国」を築きつつある。左投手に対して打率.214、4本塁打と苦戦したボーアにとって、DeNA移籍はプラスに働くはず。当然、来日2年目で日本の配球に慣れるということもあるだろう。
DeNAとなってからはラミレス、ブランコ、バルディリス、ロペスら他球団から加入した助っ人たちが活躍してきた。推定2億7500万円の高年俸をどれだけ下げられるかが大きなカギとなるが、三浦大輔新監督が就任したDeNAにとっては優良助っ人となるかもしれない。